第1回 リモートワークをするにあたって考えたいこと

第1回では、リモートワークをするにあたって、考えたいことというテーマでご紹介します。


リモートワークってそもそも何?

リモートワークとは、リモート(Remote:遠隔)でワーク(Work:働く)「遠隔で仕事をすること」を意味します。具体的には、「インターネット上のメール、チャット、クラウドサービスを活用し勤務先のオフィスでなく、自宅やカフェ、コワーキングスペースなどで仕事を行うこと」を指します。
「カフェで仕事など・・」と、受け入れがたい方も少なからずいらっしゃいますが、災害時にも事業継続が可能という点において、リモートワークは非常に導入後の評価が高い、新世代の働き方の形態です。

リモートワークの大分類

リモートワークには雇用形態や、従事する時間の縛りなどにより、4種類に分類されます。

  • ハイブリッド・リモートワーク
    正社員が、週の何日かを自社オフィスで働く。一部の日は遠隔で従事する
  • フルタイム・リモートワーク
    正社員が、全く出社せずに遠隔でのみ従事する
  • リモート・アウトソース
    外部契約の人が、遠隔で従事する
  • テンポラリー・リモートワーク
    社外コンサルタントが打ち合わせをする、映像会議の参加など、箇所、箇所で、一時的に短い時間、遠隔で業務を行う形態

※世間の傾向として、遠隔地に居住して勤務を希望する従業員のために、ハイブリッド・リモートワークによって業務が滞りなく進捗することを確認後、フルタイム・リモートワークへと段階的に移行するような事例が、特にIT業界で増えているそうです。

トップオフィスの採用したリモートワーク形態

トップオフィスでは、正規雇用されている社員が、週の何日かをメインのオフィスで働き、一部を遠隔で従事することで
どれくらい、「遠隔でITツールを使って楽しく仕事ができるか」を試そうと、
ハイブリッド・リモートワークを実施してみることになりました。


リモートワークで何を良くしたいか

こういった記事にご興味をもたれる場合に、まず考えられる「リモートワークに期待している効果」は、下記ではないでしょうか。

業務効率化

  • 通勤時間が減り、従業員の時間外稼働が減ることで、モチベーションアップにつながります。
  • 様々な、ITツールをうまく活用すると、業務時間の短縮につながります。

コスト削減

様々なコストが下がります。

社内設備

  • リモートワーク対象者分の、オフィススペース削減により、賃料を減らすことができます。
  • リモートワーク対象者分の、机が必要なくなるため、什器などを減らすことができます。
  • 必然的に、社内の紙媒体文書の受渡しが減り、電子ベースで資料を共有するため、印刷コストが減ります。

交通費

  • リモートワーク対象者分の、毎月の事業所への交通費を減らすことができます。
  • 全社会議は、リモートで。東京や大阪に集まる往復の交通費が抑えられます。

従業員のコミュニケーション向上

顔を合わせないことが増える分、お互いに情報共有を蜜にせざるを得なくなり、コミュニケーションが活性化します。


リモートワークに向いている仕事・人

成功事例を特定の業種・職種・人別にご紹介します。

こんな職種で向いている

すでに、成功している事例が特定業種、特定の職種であります。

    顧客とやりとりをして物事を決めていく、報告がきちんとできればオフィスに帰らなくてもよいような業種が特に向いています。下記の業種は、ほんの一例です。

  • 士業
  • カスタマー(お客様先)エンジニア職
  • 訪問介護
  • 訪問販売業
  • 電話サポートセンター
  • 制作会社

トップオフィスの場合は、お客様先に訪問することが多い、技術職の人員が試験的にリモートワークで従事しています。

リモートワークを最初にやるべき人

    能動的に、仕事や目標を設定し、社内に情報を共有することが好きな人が向いていて

  • 組織の代表、決裁者
  • 営業社員
  • 技術対応社員

まずは、社内で向いていると思われる人を上記の枠で1名ずつ、計3名を選出して、試験的にリモートワークを実施し、
成功ノウハウを社内に蓄積して、どんどん他の人に広げていくことが、リモートワークを全社的に効果的に展開する一番の近道です。


リモートワークで何を準備する必要があるか

トップオフィスでは、すでに必要な環境が揃っていたため、リモートワークをすぐに始めることができましたが
実際に、リモートワークを始めるに当たって、必要だったものを種類別に列挙いたします。
とりあえず、チェックのものがどれかひとつずつ揃えば、リモートワークが開始できます。

設備

仕事に必要な設備は特殊な場合を除き、パソコン1台のみです。

パソコン

パソコンを使って、インターネット接続を使用して、インターネット上のサービス(クラウドサービス)を使って、リモートワークを作ります。

インターネット接続

インターネット上にあるサービス(クラウドサービス)を使うために、インターネット接続が必要です。

自宅のLAN/Wi-Fi

自宅の、インターネット接続を使用します。

カフェやホテルなどのWi-Fi

ホテル宿泊時やカフェに無線LANの接続情報があればそれを使用します。

iPhone/Android のテザリング(LTE/4G/3G)

iPhoneやAndroidのインターネット接続を、パソコンにシェアする(分け与える)ことで、パソコンからインターネットを利用できます。

モバイルルーター(LTE/4G/3G/Wimax)

外出先でも、インターネット接続をするための機械をモバイルルーターと言います。外出先でもパソコンからインターネット接続ができるようになります。

連絡手段

最低限、会社と連絡が取れるように、下記の連絡手段を用意します。

メール

インターネット上でメールを確認できるGmailや、OCNやniftyなどのインターネット接続業者(プロバイダ)から提供を受けているメールを使用して、顧客や社員とやりとりをします。

チャットツール

社内では、ビジネスチャットツールを使用することで、電話連絡など、顧客対応のやりとりを時短できます。

業務データの共有

ストレージサービス

データを保存する先について、様々なクラウドストレージサービスがありますが
当社では、Evernote、Google Drive、BOX、楽サポなど、用途に応じて使い分けをしています。


いよいよリモートワークを開始します

以上の環境を使って、次回より、リモートワークを実際にやっている様子をレポートいたします。


お問い合わせ

リモートワークについてのご質問や、お問い合わせがあれば、下記フォームへの入力をお願いいたします。


    入力例:トップ太郎


    入力例:株式会社働き方研究所


    入力例:info@topoffice.co.jp

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